一般社団法人 信州上田観光協会 うえだトリップなび

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上田市を一望!絶景の千曲公園でピクニック

雪解け水が川に流れ込み、暖かくなりはじめる4月。上田市では、桜の見頃が終わると周囲の山々で一斉に緑が芽吹きだし、屋外に出かける楽しみが増えてきます。今回の特集では、歴史とロマン、グルメ、たっぷりの自然を満喫する、日本百景「半過岩鼻」周辺のピクニックコースを紹介します。

▶ ▷テイクアウトはここで!上田 道と川の駅「おとぎの里」

国道18号バイパスを坂城町方面に向かう途中、浦野川と千曲川のほとりに建つおとぎの里。この辺りはもともとヤナ漁が盛んだった地域で、美しい河川の環境を守り、後世に伝えていこうという地域の人たちの活動が行われています。

平成10年、全国で初めて「道と川の駅」として登録され、その後紆余曲折を経て完成したのは平成22年。平成25年から飲食設備も整い、今の形で運営が行われるようになりました。


新鮮な食材が集まる直売所や上田のお土産コーナー、食事処、ドッグランに芝広場と、さまざまな機能がセットになっていますが、はじまりが“地域の自然を学び・守る”だったこともあり、体験のプログラムも充実。とくに夏、毎週末実施している魚の掴み取りは、地元の小学生をはじめ多くの人から人気を集めているといいます。予約制でBBQサイトも利用できるので、ぜひチェックしてみてください。

▶ ▷コンセプトは「食べて残そう信州の自然」


鹿肉、りんご、桑の実など、メニューの看板を見るだけでも地元の食材がたくさん使われているのが分かる食事処「岩鼻」。カフェオレの牛乳やレモネードの蜂蜜も地元産というからこだわり具合が伺えます。


今回お話を聞いたのは、調理やメニューの考案、企画まで携わっている石井さん。高校生の頃からこの場所で企画運営に携わっています。
「食材は道の駅の直売所会員など地元から仕入れて、売り上げの一部を周辺の整備や地域活動に充てるという循環を生み出しています」

なかでもピクニックにぴったりの人気メニューが、“馬鹿バーガー”。馬肉と鹿肉を5:5で使っていて、ボリューム満点。正式には“うましかバーガー”と読みますが、通称“ばかバーガー”の名前で親しまれています。

「地元の猟師さんから相談を受け、美味しく食べられるジビエ料理を考え始めて生まれたメニューです。肉のほか、バンズは市内のパン屋さんの手作りで、地元の米粉を使ったパンを毎日届けてもらっています。ソースに使う玉ねぎやトマトももちろん上田産。加工も近くで行い、一貫して顔が見える食というのが私たちの自慢です」


サイズは小馬鹿、馬鹿、大馬鹿の3種類。野菜の食感が楽しく、ジビエながらクセがなく、ジューシーに仕上げたのが食べやすさのポイント。上田市産の鹿肉とジャガイモを使い、六文銭と兜のイラストが可愛い上田コロッケ、フルーツたっぷりのドリンクと組み合わせても◎。お弁当やテイクアウトは電話で予約もできるので、ピクニックの際は活用すると便利です。

▶ ▷いざ、自然の展望台“千曲公園”へ


おとぎの里の横にそびえる“半過岩鼻”。崖の上にある千曲公園は、見晴らしの良い絶好のピクニックスポット。今回はここで、おとぎの里でテイクアウトした馬鹿バーガー等をお供にピクニックをします。


頂上の千曲公園までのルートは、おとぎの里に地図があるのでゲットしましょう。車ならぐるっと集落を抜けて10分。「千曲公園」と書かれた小さな看板をたどります。

登山道は大人の足で20分ほど。国道18号バイパスの岩鼻トンネルの横から一本道が整備されています。歩きやすい服と靴、帽子や飲み物など熱中症対策は必須。木々の間を縫うように道がつくられ、木漏れ日のなかを進みます。

ちなみに帰り道は半過集落の中に神社や湧水、春ならハナモモの小道などが整備されているので、ハイキングがてら回り道をしても楽しいかもしれません。

▶ ▷はるか昔に思いを馳せる絶景の公園

千曲公園の魅力はなんといっても見晴らしの良さ。崖の高さは約120メートル。上田市内はもちろん東御市、小諸市まで、周囲の山々も含めて一望できます。大正天皇がこの地を訪れ、「絶景かな」と言葉を残したことで公園ができたという言われも納得です。

またもっと昔には、眼下に広がっていたのは街ではなく湖だったという話もあります。
東信地区は湖底にあり、千曲川が侵食したことで現在のような地形が出来上がったというのです。民話や地名として今もいくつかの言い伝えが残っていますが、中でも有名なのは岩を食い破ったという「唐猫とねずみ」の伝説。背景を知ることで、見える景色がより楽しめるかもしれません。


中央あたりにベンチと、奥には東屋があるので、テイクアウトしてきたご飯を並べて「いただきます」。緑が多い千曲公園。ぼーっと景色を眺めたり、草の上に寝転んだり。日々の喧騒から離れて楽しい話に花が咲けば、ボリューム満点のバーガーもいつの間にかぺろりと完食。木々の間から差し込む木漏れ日が心地よく、甘酸っぱい桑の実ドリンクも初夏にぴったりでした。


ぼんぼりが下がる桜の時期。初夏の新緑から秋の紅葉まで、四季折々に色を変える千曲公園。眼下を悠々と流れる千曲川と大満足の上田市の食で、お喋りもはずみます。
手軽にちょっとした非日常を味わえるピクニック。密にならない自然の中へ、リフレッシュしに出かけませんか?

INFORMATION

 
上田 道と川の駅 おとぎの里
住所
〒386-1106 長野県上田市小泉字塩田川原2575番地2
TEL
0268-75-0587
関連サイト
道と川の駅 おとぎの里
備考
総合案内    9:00~17:00
交流センター  9:00~17:00
食事処「岩鼻」 10:00~17:00
(ファストフード10:30~16:00/食事11:00~16:00L.O./テイクアウト・お弁当11:00~16:00)

ドッグラン・芝広場・川の駅/日の出~日没まで
情報コーナー・トイレ・駐車場/24時間利用可
 
千曲公園
住所
長野県上田市小泉2670
TEL
0268-23-5127(上田市都市建設部都市計画課)
備考
駐車場あり