一般社団法人 信州上田観光協会 うえだトリップなび

特集記事

上田小県地域でも開催! 6年に一度(7年目毎)の「御柱祭」

6年に一度(7年目毎)、寅と申の歳に、諏訪系統の神社で行われる「御柱祭」
御柱祭の起源や由緒は定かではありませんが、山から神霊を里に迎えた古代信仰に由来し、神の降臨を仰ぐ神聖な木を、神が宿る柱として建立されるものといわれています。
また聖域や祭場を示す標柱と言われたり、社殿を更新造営する替わりに建てるとも解釈されています。

巨大な木を、地域の人が心を一つにして曳く御柱祭は、一体感や人々のつながりを強くする不思議な魅力があります。
通常どおりであれば上田市内では10カ所、上小地域としては東御市の2カ所で御柱祭を斎行。寅歳の令和4年は、新型コロナウイルス感染症の予防を鑑みて残念ながら中止する神社もありますが、ここでは文化財保護・地域文化の伝承の観点からも、各神社の御柱祭を一挙ご紹介します!
※新型コロナウイルス感染症の状況により行事縮小・変更や中止となる場合がありますので予めご了承ください。

【上田市内の御柱祭】

1.生島足島神社
【開催日】宵宮祭令和4年 4月16日(土)、本大祭4月17日(日)、奉建祭4月18日(月)

※R4.3月28日現在
新型コロナウイルス感染警戒レベル5のため、人力による御柱里曳きは中止とし、御柱はトラクターで牽引します。お練り行列については、人数制限、ガイドラインの感染対策を十分行い実施します。なお、警戒レベル6になった場合は、お練り行列含めて全てを中止とし、神事のみ関係者により執り行います。(詳しくは生島足島神社ホームページをご確認ください)


上田小県地域塩田平の生島足島神社の御柱大祭は、4月16日から18日までの3日間で行われます。
1日目は宵宮祭で上宮からお旅所までの神幸・お練り行列。2日目が本大祭で、お旅所から神社までの神幸・お練り行列と里曳きが行われ、最終日は奉建祭で境内四隅に4本の御柱が建てられます。

【ホームページ】生島足島神社
【住所】上田市下之郷字中池西701

 

2.堀川神社
【開催日】令和4年4月10日(日)

※令和4年2月現在/新型コロナウイルス感染症状況を鑑み延期となっております。開催日程未定。

上田地域上堀・下堀地区の堀川神社では、4月に御柱大祭里曳きが行われます。御柱は3月に小牧山から山出し、千曲川の川渡しをした御柱(2t)、小柱(1t)の2本の赤松です。
堀川神社御柱大祭のほかにない特色は、千曲川の川渡しと、七福神が乗船した宝船をメインとした金棒突き、獅子頭などのお練りが華を添えるところです。

【住所】上田市国分字明神前1885

 

3.子檀嶺神社
【開催日】令和4年4月10日(日)

※新型コロナウイルス感染症の影響により、おねり行列は中止となりました。また建御柱や本曳きも密集を避けるため重機を使用する予定です。

武石地域小沢根地区の子檀嶺(こまゆみね)神社では、4月10日(日)に御柱大祭が執行されます。
今までに発見された記録の中では、天明2年(1782)に執り行われたものが最も古いとされていますが、この神社は諏訪大社の下社と関係があったことから、もっと古くから行なわれていたものと推定されます。

おねり行列は文政年間(1818~1830)の頃、上田藩から農民による大名行列の模倣の差し止めを受けた時、武石地域から江戸に武芸修行に出ていた「小松典膳」が上田藩主の前で長刀振りの妙技を披露し、その褒賞に行列の復活が認められ、本物と区別するために道化(ひょっとこ、おかめ)を配することとなったと言われています。

【ホームページ】
・子檀嶺神社
・武石観光協会(御柱祭り)
・武石御柱おねり行列(上田市ホームページ)
【住所】上田市武石小沢根字小沢根230

 

4.大谷諏訪神社
【開催日】令和4年4月29日(金)

上田地域別所温泉地区の大谷諏訪神社の御柱祭は、4月29日(金)(予定)に行われます。
氏子数は26軒ですが、真田氏が上田を治めていた時代から始められたと伝承されています。

【住所】上田市別所温泉

 

5.深山諏訪神社
【開催日】令和4年4月3日(日)

丸子地域腰越地区の深山諏訪神社では、4月3日(日)に御柱祭が行われます。
この御柱祭は、深山集落から神社までの上り道を曳くのが特徴です。特に最後の神社へ続く急坂では、参加者全員で力を合わせて御柱を曳き上げ、勇壮に神社の鳥居へ進む姿が印象的です。

【住所】上田市腰越字火打沢2001

 

6.岡森諏訪神社
【開催日】令和4年4月16日(土)

丸子地域腰越地区の岡森諏訪神社では、4月16日(土)に御柱祭が行われます。木遣りの声が高らかに響き、氏子らが神社まで約2kmにわたり曳行します。

【住所】上田市腰越字岡森1143

 

7.一本木諏訪神社
【開催日】令和4年4月24日(日)

丸子地域腰越地区の一本木諏訪神社では、4月24日(日)(予定)に御柱祭を開催。
一本木諏訪神社の御柱祭は、約100人のお練り行列が披露されます。このお練りは文久年間(1861~1864)の江戸歌舞伎の名優・中村梅児が、腰越で興行した際に強く引き止められ、永住することとなり、弟子を参加させ、企画・演出したのが始まりです。

【住所】上田市腰越字一本木164

 

8.安曽神社
【開催日】令和4年4月24日(日)

安曽神社は古くから塩田地域の石神・鈴子・柳沢地区の産土神として崇拝され、御柱祭はこの三地区協力による伝統行事として催されています。令和4年の御柱祭は4月24日(日)を予定し、各地区で準備を進めています。

神社へ奉納される御柱は、それぞれの地区で寄進者が決められ、地区所有の山林から決められた規格(長さ4m、直径30㎝)のアカマツ1本を選木、3月下旬の山出しにより、神社入口東鳥居前に安置されることになっています。
御柱祭はこの御柱を本殿に向かい境内約120m(途中難所の随身門をくぐる)曳く短い距離ですが、大人の木遣り、梃子衆に、小学児童の曳き子や保護者が加わり、さらには周りの観客の応援で大いに盛り上がります。

里曳きへの児童参加は平成4年から行われており、平成28年の前回の御柱祭には58人の児童が参加、三地区の老若男女が集うこの伝統の御柱祭は子供たちにとっても思い出に残るイベントとして定着しています。

本殿前に曳き付けられた御柱は、安全を期しクレーンと各地区の祭典係が中心となって建御柱が行われ、寄進者の銘板がつけられた3本の御柱が奉建されます。
なお、コロナ感染症の状況により行事縮小・変更や中止となることがございますのでご了承ください。

【住所】上田市古安曽1500

 

9.山家神社
【開催日】令和4年9月17日予定(令和4年度から新規実施)
午前:里曳き 午後:建御柱 夜:真田の仕掛け(花火)境内にて各種催しを計画

薄れゆくある人とのつながり、地域とのつながり、自然とのつながり。御柱祭はその心を結ぶお祭と感じています。
持続可能な地域の結びつき、そして将来を見据えた持続可能な文化活動。この御柱祭をはじめることで、将来の地域を担う子どもたちに故郷の可能性を見てもらいたいと願い行動にうつしました。
お祭を負担としてではなく、楽しみとして参加いただく為に、地元で行うというよりも、有志でご縁のある人が集まって行うお祭として計画しています。次回、そしてその次には、どんどん和が広がっていくように、ご協力よろしくお願いします。(宮司 押森 慎)

【ホームページ】山家神社
【住所】上田市真田町長4473-ロ2

 

10.明神様(諏訪大明神)
【開催日】中止(令和4年度)

傍陽中組にある明神様(諏訪大明神)で、寅と申の年に御柱祭を開催。
明神様は、もとは貞享年間(1684~1688)に個人により勧請されましたが、安永年間(1772~1781)に村の社となり、現在の社殿の形となったのは嘉永5年(1852)の普請によるものと伝えられています。

御柱がいつから行われていたかについては、終戦直後の混乱の中で社殿の器物や多くの記録が失われ、残念ながら明らかではなく、遡れるのは集会所に残されていた御柱の諸入用簿で明治11年(1878)までとなります。

規模については氏子30数軒、御柱も1本で、諏訪のお祭りとは比べるべくもありませんが、それでも5間4尺(10m余り)に年により3寸・4寸・5寸いずれかの端数を加えた長さの御柱が、氏子と地区の住民の手で曳行されたのち、社殿の前の石段に沿って曳き上げたうえで建てられる様子はそれなりに壮観で、この里曳きの日は人で溢れ一番の賑わいの日となります。
※令和4年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。

【住所】上田市真田町傍陽中組堤

 

【上小地域の御柱祭】

1.美都穂神社(東御市)
【開催日】令和4年4月10日(日)

創建は不明ですが、元和5年(1619)上田領社寺改によると東田沢八幡神社であり、享保元年(正徳6年・1716)頃には諏訪神社と呼ばれていましたが、慶応3年(1867)に美都穂神社と改名されました。

御柱祭は、文政13年(1830)寅年の棟札が最古ですが、現在も7年ごとに寅年と申年に行われます。烏帽子山麓より55尺5寸(21.9m)の赤松の木1本を切り出し、大平石の御仮屋に2月上旬に安置。4月10日(日)(予定)に木遣り、梃子方、稚児行列等を揃え、盛大に里曳き祭と建御柱を行います。

【住所】東御市大字和字中井5132

 

2.祢津健事神社(東御市)
【開催日】建御柱令和4年4月17日(日)

祢津健事神社の御柱祭では、3月に赤松2本を伐採し祢津健事神社まで山出しを行います。4月17日に「建御柱祭」となり、梃子方・木遣りの音頭により始まります。東へ一の柱、西へ二の柱を建て終える時、祭りが最高に盛り上がり、拍手喝さいの中で祭りは終了します。

【住所】東御市祢津2253

 

上小地域だけでもこれほどの箇所で行われている御柱祭。ちなみに次回の御柱祭は6年後の2028年(令和10年)の申年となります。
4月の毎週末、どこかで御柱祭が開催されていますので、春の桜鑑賞や観光と合わせてぜひお越しください。